豊田市の祭り

豊田市松平地区で開催される松平天下祭りについて

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松平氏発祥の地で歴史あるお祭り

松平親氏公

松平家初代親氏公の祈願であった天下泰平は、九代目将軍の徳川家康公の天下統一によって成就されました。
その家康公誕生に使われた産湯の水で清めた水玉に、願いを込めて触れる事で祈願成就となる祭として再興されたのが松平郷の「天下祭」です。
これは、江戸時代から続いた由緒ある祭りを再現しようと、1988年に地元の若者が中心になって復活させた祭りだそうです。
祭りでは下帯一つの厄男達が、水玉と呼ばれる木製の玉に触れようとして激しく競い合い、会場が熱気に包まれます。

水玉の由来

松平東照宮産八幡の産湯の井戸は初代松平親氏公の頃より霊験有る井戸として知られており、三代信光の頃から男子誕生の時はこの井戸の水を用い、産湯として禊祓いされてきました。
家康公誕生のときには岡崎城までこの水を運び、産湯とされたとのことです。
天下祭とは、厄払いを願う裸男達が産湯井戸の水玉に触れることで厄落としの霊験を頂く、特殊な神事であるのです。

水玉の霊還しの祭り

まつりの前夜、産湯井戸の前庭の水玉を机上に置き井戸を開扉して宮司が水を汲みます。
禰宜はこの水を受け取り、祈念を込めて水玉に注ぎます。
この水玉を受け取った座主は、所定の場所に納めて天下祭に出御までこれを守護します。

【水玉の座】
古き慣習に従って、藤を採って輪を作り水玉の座とし、その藤の輪の上に置きます。
天下祭裸まつりが終わると、座主によってこの藤の輪は解かれ堀の水中に投げ入れられます。
座主の務めもこれですべて解かれます。

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